ヒトパピローマウイルス(HPV)は、男女ともに感染する可能性のあるウイルスです。主に性行為によって感染が生じます。200種類以上の型があるとされており、その多くはほとんど問題をおこしません。しかし一部は子宮頚がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの疾患になることが分かっています。
男性がワクチンを接種することで、肛門がん、陰茎がん、咽頭がん、尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながる可能性があります。
1.シルガード9について
シルガード9は、HPVの9型(6,11,16,18,31,33,45,52,58型)に対応した9価HPVワクチンです。シルガード9を接種することで子宮頸がんや肛門がんの原因となるHPVの16,18,31,33,45,52,58型に加え、尖圭コンジローマの原因となるHPV6,11型に対する抗体が作られ、これらの疾患の予防に繋がります。
2025年8月よりシルガード9が男性にも接種可能となり、2026年3月より当院でも男性へのシルガード9の接種を開始しました。
費用:30000円/回(税込) (3回接種で90000円になります)
ご希望の方は電話で予約をお取りください。(WEBからのご予約は不可)
2. 接種スケジュール
・9歳以上15歳未満:2回接種(初回+5~12か月後)
・15歳以上:3回接種(0、2、6か月)
渋谷区では小学6年生~高校1年生相当男子の接種費用を全額助成しています。(当院では2026年4月より助成対象の方の接種を開始します)
3.接種に伴う副反応
| 発生頻度 | 症状 |
| 10%以上 | 頭痛、注射した部位の痛み・腫れ・赤み |
| 1~10%未満 | ふらつき、めまい、吐き気、下痢、発熱、倦怠感、注射部位のかゆみ・しこり、内出血など |
| 1%未満 | のどの痛み、嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、注射した部位の出血、熱っぽさ、硬くなる感じ、感覚の低下など |
| 頻度不明 | 蜂巣炎(皮膚の痛みと熱を伴った赤い腫れ)、リンパ節の腫れや痛み、感覚の低下、気を失う、手足の痛み、脱力、寒気など |